こんにちは、らいとです。
2021年夏、甲子園のクラウドファンディングが行われていることをご存じですか?
甲子園の収入源は入場収入のため、簡単にいうと赤字なのですよね。
コロナの影響があるとはいえ、PCR検査、ベンチの消毒などにお金がかかるようです。
それで寄付を集めているようですが、現在見ると、
現時点では、予定額1億に対して、946万といなんとも残念な結果に。
何が原因でこうなっているのか解説します。
お礼の品物
ご支援いただいた方にはお礼状をお送りし、A-portのサイト上にお名前を掲載させていただきます(ニックネーム可)。
https://a-port.asahi.com/projects/koshien2021/
まず、お礼の品が『名前の掲載』これだけなのですよね。
寄付型という形を取ったというわけですが、この時点で大きなハンデを抱えています。
コロナの影響で財政的状況が厳しいとはいえ、寄付してくれる方はどれだけいるのか。
認知度
クラウドファンディングって、
- 面白い
- 共感した
など理由はなんであれ応援されないといけないのですよ。
応援されるから拡散されるわけで。
1億円って、24時間テレビの寄付額のようなものですよね。
24時間テレビがそれだけ集められているのは、応援されるように色々ストーリーをうっているからです。
とはいえ、甲子園の場合HPを見ても漠然と応援して下さーいって感じの文章のみ。
SNS、ブログ共にあまり活用もなく知る人ぞ知る、クラウドファンディングになってます。
この記事を読むまで知らなかった方もいるのではないでしょうか。
クラウドファンディングとの相性
そもそも、クラウドファンディングで行う必要があったのか?
というところも疑問ですね。
クラウドファンディングって人数が見えてしまうのですよね。
金額ごとにお礼の品をあえてバラバラにして、人数を多く見せるのも有効なのです。
とはいえ、お礼の品が一律なしだとこれも使えません。
1万円 甲子園のチケット見本
3万円 開会式の様子をまとめたパンフレット
5万円 甲子園の砂
を例えばリターンとして渡すとするじゃないですか。
全部欲しい人は、1万円・3万円・5万円をクリックしてくれるので
1万円 1人
3万円 1人
5万円 1人
って表示されるのですよね。
盛り上がっているように見えるってことですね。
ただ、お礼の品もないのでこういうこともできないので今確認したところ、
・3万円の寄付 26人
・5万円の寄付 16人
・10万円の寄付 6人
・30万円の寄付 0人
・50万円の寄付 1人
ってリアルな数値が見えてしまうのですよ。
もちろん3000円、5000円という数値も表示されてますが、1億を目標としているとはいえ
この皆の投稿状況を見たら3万とかに入れる方って減ってしまいますよね。
まとめ
今回はクラウドファンディングが上手くいっていない理由について解説しました。
これってビジネスにおいても同様ですね。
応援されるためには、何かしらの見返りがないといけません
・口コミを書いたらプレゼント
とかも1例ですよね。
それでは本日の漫画です。
記事の感想・質問などお待ちしてます。